ベトナムと聞いて、皆さんが思い浮かべる風景やイメージは、何でしょう?常夏の国ベトナムといえば、やっばり海。砂浜。照り付ける太陽。そして、ビーチの風景に欠かせないのは、ココナッツ(ヤシ)木でしょう。
ベトナムは熱帯国ですから、いろんな植物が豊かに育ちます。果物も種類が豊富で、とても美味しいです。中でも健康に良いのは、例えばバナナ、ジャックルーツ(パラミツ)、ココナッツ。
ベトナムでは、ココナッツの木がたくさん植え付けされていますが、中でも多いのはベンチェー県です。ココナッツの森林に覆われた、肥沃な土地で、農業が盛んです。
さて、ココナッツは安くて人気のある果物ですから、ベトナム中どこでも見ることができます。固い殻の中にはココナッツジュースが入って、1個の果実の中には約1ℓ入っていると言われています。多くのビタミンやネラルが含まれており、健康に良いです。そのまま飲むだけでなく、ナタデココの原料になったり、料理にもよく使います。
皮のない側の実はそのまま食べられるほか、ココナッツミルクなどに加工されます。ココナッツオイルは、近頃世間でも話題ですね。さらに、ココナッツは実の食用部分だけでなく、皮から繊維を取り出してタワシやロープなども作られます。内側の固い殻は容器として使われるほか、細工物も作られ、観光土産にもなっています。
他にも、
・ココナッツの葉…家屋の屋根葺きや、ほうき
・ヤシ酒
・ココナッツオイル
・紐やカーベット、肥料
このように、ココナッツの木からはみなさんの生活に馴染んでいるものから、これが!?と驚くようなものまで、様々利用方法があり、知るほどにとても興味深いです。